ハチ

人を刺し問題となるハチは、主にスズメバチ、アシナガバチ類です。ハチ刺されによる被害は激痛や腫れだけでなく、ハチ毒アレルギー者がアナフィラキシーショックにより死亡することもあります。厚労省に届けられたハチ刺症による死亡者数は毎年30~40名になります。

  

ダニ

住宅内で問題になる屋内塵性ダニ(チリダニ、コナダニ、ツメダニ)は近年、日本の住宅・生活環境の変化による住宅内の温度、湿度が増加の原因といわれています。 喘息アレルギー、鼻アレルギー疾患の原因となるダニや人を刺咬・吸血するダニなど、不快な害虫として住まい・健康を脅かします。

 

ハエ

家の内外で最も問題となるハエはイエバエで、最近は、一般家庭でイエバエに悩まされることは少なくなりましたが、ゴミ処理場、大規模な畜鶏舎、ビニールハウスなどでは、大量に発生し問題になっています。非常に繁殖力が大きく、発育のための条件が揃うと、爆発的に増殖する最もやっかいなハエです。

 

人から吸血する害虫の代表。本来、蚊の恐ろしさは各種の重要な病気を媒介することにあります。普段は花の蜜・果実の汁・樹液などを吸っていますが、雌は卵を産むための栄養を得るために吸血します。種類によって、夜間吸血性(イエカやハマダラカなど)のものと、昼間吸血性(ヤブカなど)のものがいます。

 

ムカデ・ヤスデ

見るからに不快感を与える害虫で、屋内に歩行侵入することがあります。
ムカデによる被害は、オオムカデ属の種の毒牙によって咬まれることにより、痛み、発赤、リンパ管炎、リンパ節炎などを引き起こします。
ヤスデは、ムカデのように人を咬むことはありませんが、体節の側面にある臭腺から不快な臭いを出します。